世界で最もよく知られた春画の傑作「大蛸と海女」

イベント情報

葛飾北斎『喜能会之故真通』

4月19日から五反田の南部古書会館で開催の「本の散歩展」に目録に出品する本のご紹介です。

「本の散歩展」に関する詳細はこちらから。

何と言ってもこの図。
浮世絵の春画史上、最もインパクトのある図と言える「大蛸と海女」図が掲載されています。
本書を手に入れた時、この図を見て手が震えました。
まさか本物を自分が手に入れるなんて、夢にも思っていなかったので。

各巻の扉に綺麗な女性の顔、巻末に女性の局部が大きく描かれるという粋な仕様。

上々の刷りで、色褪せもなし。
たまにある歌麿のような薄刷濃艶バージョンで、色が飛んでいるわけではない。
早刷ではないかと思います。

「本の散歩展」の目録をご確認の上、ご注文を受け付けています。
ご質問等ございましたら、お問い合わせページからお願いします。

<状態等の説明>
上中下3冊揃い合巻。
格冊、扉絵、後扉絵、見開き7図の計彩色9図の全揃い(蛸と海女あり)。
3冊で全27図揃い。
上巻、扉絵と見開きに弱破れ。
中巻、文字頁の左下部に小キレ。マージン並上、微弱部分ヤケ。
下巻に極僅かの部分微虫食い。
格巻、左下部に小スレ。
刷り並上。
色摺半紙本。
全体的に評価、並上から上。
江戸、文化期。

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